食生活は幅広く。「分かっているけどやめられない」継続するクセは改善したいところ。

どこかで聞いたことのある方も多いと思いますし、

知っている方もたくさんいらっしゃることだとも思いますが、

 

保育園や学校や老人ホームや事業所など、

献立はほぼ「月単位」で作成されます。

 

たんぱく質、脂質、炭水化物のPFCバランスも

穀類、肉類、野菜類、果物類、菓子類というような食品構成も

ビタミン、カルシウム、鉄分といった栄養素も、

 

「1か月」という単位で

その保育園や学校や老人ホームや事業所で

それぞれ設けた基準値を満たすように作成されます。

 

1日という単位での栄養価の縛りがあっては、

食材の選択も構成もパターン化し、

献立に広がりが生まれませんし、

献立を立てる側も、かなり大変です。

 

 

この「献立や食事を幅広い単位で考える」ということは、

家庭の家計管理においても

個人の健康管理においても

とても有益だなと思っています。

 

今日摂れなかった栄養素は明日摂る

とか、

今日食べ過ぎた分は明日減らす

とか、

何なら、今日食べ過ぎた分は明日以降の一週間で調整する

でも、

全然OKなのです。

1日、1食ごとに凹む必要はありません。

 

例えば、

摂りすぎた糖質・脂質がすぐに脂肪として蓄積されるのかといえば

そんなことありません。

一旦は、グリコーゲンというエネルギー源として肝臓に貯蔵されます。

 

この肝臓に貯蔵されたグリコーゲンが使われず、

更に蓄積されると体脂肪として身体に蓄えられるので、

 

「肝臓に貯蔵されたグリコーゲンを早めにエネルギーとして消費する」

「グリコーゲンの更なる蓄積を防ぐ(継続して食べ過ぎない)」

 

これらに気を付けていれば、

体脂肪の蓄積を防ぐことができます。

 

1日やそこらで太るわけではありません。

 

病気にしても、

原因となるものが蓄積したり、

原因となるものが複数重なって、

そこで初めて発症するものです。

 

 

家計の出費額の調整とも似たところで、

予定していた金額をはみ出してしまった分を

次回で調整するような感じで、

 

ずさんな管理が続き、調整が効かなくなって、

生活が回らなくなってしまえば「自滅」ということです。

 

 

厳密な食事管理が必要な人を除いて、

献立を立てる際、

外食などで食事を選ぶ際には、

 

最終的に着地するところ(基準値・目標値)はブレないようにして、

「誤った蓄積をしないよう注意すれば何とかなる」

そんな感じです。

 

そうはいっても、

知らない間に

良くない習慣が身についてしまう、

良かれと思って続けていたことが実は良くなかった、

というのは、よくあることです。

 

自分の食生活を振り返るキッカケ

体調不良、健康診断や血液検査などになりますが、

「自分の食生活のクセが現れる時」

だなと感じています。

 

これらの機会は

これから先

まだまだ生きていかなければいけない私たちにとって、

 

「健康に引き戻してもらえるチャンス」

として捉えて、

 

絶望感のあとは

事実を建設的に持っていってもらえたらなと思っています。

 

 

恐らく大体の人が自分の食生活に関して、

「分かっているけどやめられない」

のループなんだろうけど、

 

私も含め、

「分かっているけどやめられない」

うちはきっと、

 

「本当には分かっていない」

「やめる気がない」

 

ということだと思っているので、

 

気持ちと行動が一致させる

本人の強い意志が必要になってくるということは、

言うまでもありません。