体質改善には勇気と決意を持って悪縁を断つ①

食材の性質

 

五気(五性)とは・・・

寒性・涼性・平性・温性・熱性

 

五気とは五性ともいい、

食材の持つ5つの性質を指します。

 

寒性(かんせい)

身体を強く冷やす働きをします。

 

涼性(りょうせい)

身体を冷やす働きをします。

 

温性(おんせい)

身体を温める働きをします。

 

熱性(ねっせい)

身体を強く温める働きをします。

 

平性(へいせい)

寒性・涼性と温性・熱性のようにはっきりとした性質を持っていない食材です。

 

五気(五性)代表的食材一覧表

五気(五性)

働き

主な食材

寒性

身体の熱をとる

解毒

便通

利尿

苦瓜(ゴーヤ)、ズッキーニ、トマト、もやし、蓮根、海藻類、あさり、かに、たこ、豆腐、西瓜(スイカ)、バナナ、くるみ、しょうゆ、塩、ルイボスティー

涼性

セロリ、大根、きゅうり、茄子、冬瓜、オクラ、ほうれん草、卵、小麦、そば、りんご、マンゴー、いちご、緑茶

平性

他の食材と合わせやすく、寒涼性・温熱性の性質を緩和する働きがある。

ごはん、オートミール、小豆、大豆、キャベツ、かぶ、じゃが芋、長いも、里芋、とうもろこし、春菊、にんじん、カリフラワー、椎茸、黒きくらげ、鯖、鰹、牛肉、豚肉、イカ、豆乳、ごま、チーズ、牛乳、葡萄、レモン、蜂蜜、

温性

身体を温める

痛み止め

血液循環を良くする

生姜、ねぎ、大葉、にら、玉ねぎ、かぼちゃ、アスパラガス、にんにく、栗、海老、鶏肉、鮭、もち米、みかん、きんかん、酒、黒砂糖

熱性

山椒、胡椒、唐辛子、シナモン

 

 

●五気(五性)の食材の選択方法

体質によって使い分けします。

体質による不調を、食材で補う、取り除くなどして改善させていきます。

 

◎身体に熱がこもっているような人には寒性・涼性の食材

 (熱感・喉が渇く・顔が赤い・鼻血が出る・怒りっぽく興奮しやすい人など)

冷え性や虚弱体質の人には温性・熱性の食材

 (息切れ・疲れやすい・めまいがある・顔色が白い・生理不順がある・鬱々とした気持ちになるなど)

 

・・・というように、

体質でカテゴリー分けをするのが一般的のようです。

 

 

けれども、

自分の体質をきちんと分かっている人って

実際どのくらいいるのでしょうね。

 

中医学として捉える体質もいくつかあるようです。

気虚血虚、陽虚、気滞、血瘀、陰虚、血熱などなど

 

恐らく多くの人が、

自分のことは自分ではよくわかってないものですよね。

 

私は自分が虚弱体質なんて全く思っていなかったけど、

以前、漢方を専門に学んだ漢方医に診てもらったら、

虚弱体質と言われてびっくりしたことがあります。

 

ここには明記しませんが、

テキストには体質それぞれの説明として

特徴がいくつかあげられています。

 

手足が冷える・喉が渇く・身体が重い・汗をかく

舌の所見

など。

 

当てはめていくと

「これは当てはまるけどこれは全くないし」

とか

「この体質っぽいけど、この体質って感じもするし」

というように、

自分の体質がイマイチ分からなかったりします。

 

 

実際、体質を判断する場合、

「この体質」

というように1つに絞られたものではなくて、

 

この体質とこの体質とこの体質

というように

 

複数重なり合っていることが多いようです。

 

それこそ、

中医学を学んだ人にしか判断できないの?

と思ってしまいますが、

 

中医学も薬膳も予防や未病を重視しているわけですから、

専門家に診てもらう前に取り組めることが、

前提としてあってもいいんだろうなと思ったりします。

 

②に続く。